第3章 赤き鉱石の呼び声 2025年12月19日 髭のライダーに敬礼して別れると、 再び東北の大地を踏みしめた高揚感が胸に広がった。しかし、その興奮も束の間、こむぎの思考はすぐに"あの金属"へと引き戻されていった。
第5章 岩に残された鬼の約束 2025年12月17日 岩手という地名は、岩に残された鬼の手形に由来すると伝えられている。 昔、岩手山のあたりには、人々を苦しめる「羅刹」という鬼が棲んでいたという。村人たちは困り果て、三ツ石神社の神に救いを求めた。神は鬼を捕らえ、「二度と人に害をなさない」と誓わせる。その証として、鬼は大きな岩に自らの手形を押し、姿を消した。岩(いわ)に手(て)の形が残ったことから、この地は「岩手(いわて)」と呼ばれるようになった。